娘のトイトレが、なかなか進まない時期がありました。
トイレに座ることはできる。でも、そこでおしっこやうんちをすることができない。
近々幼稚園に入ることもあり、妻はかなり焦りとストレスを感じていました。
そんなわが家のトイトレで、私が試してみたのが「デザイン」でした。
家族のイラストや娘の好きな動物を使って、オリジナルのトイレチェックシートと「できたよシール」を作ってみたところ、娘がシールを貼ることを楽しみにするようになりました。
「次はおしっこのシールを貼りたい」
その気持ちが、トイレでおしっこをするひとつのきっかけになりました。
トイレには座れる。でも、そこから進まなかった
わが家でも、何もしていなかったわけではありません。
おむつにおしっこをしたあとにトイレへ座らせてみたり、トイレに座れたらたくさん褒めたり。
朝起きたときやお風呂の前など、決まったタイミングでトイレへ行くようにもしていました。
娘はトイレに座るところまではできるようになっていました。
ただ、そこから実際に用を足すことが難しい。
トイレに座っても出ず、おむつを履いた瞬間におしっこをする。
あるいは、トイレへ行く直前におむつでしてしまう。
「あと少しなのに」という状態が続いていました。
特に妻が中心になってトイトレをしていたこともあって、思うように進まない状況にかなりストレスを感じていたと思います。
シールや絵本も試したけれど、なかなかうまくいかない
市販の教材もいろいろ試しました。
しまじろうの教材にあるような「トイレができたよシール」を置いてみたり、トイレへ行く動画を見せたり、絵本を読んでみたり。
それでも、なかなかトイレで用を足すところまでは進みませんでした。
そこで私は、
「娘がもっと自分のものとして楽しめるようにできないかな」
と考えました。
普段デザインをしていることもあり、だったら自分で作ってみようと思ったのが今回の始まりです。
家族のイラストで、オリジナルのトイトレシールを作った
作ったのは、トイレチェックシートと「できたよシール」です。
ただシールを貼るだけではなく、
- トイレに座れたら貼るシール
- おしっこができたら貼るシール
- うんちができたら貼るシール
というように、できたことに合わせてシールを分けました。
そして一番こだわったのが、娘にとって身近なデザインにすることでした。
私たち家族のイラストを使い、さらに娘が好きなウサギなどの動物たちが応援しているようなデザインにしました。


市販のトイトレシールにも同じような仕組みはあります。
でも今回は、「自分と家族が登場する」「自分の好きな動物がいる」というところを大切にしました。
「今度はおしっこのシールを貼りたい」
実際に使い始めると、娘はシールを貼ること自体を楽しんでいるようでした。
まずはトイレに座って、シールを貼る。
そして次第に、
「今度はおしっこのシールを貼りたい」
という気持ちが出てきました。
その結果、頑張ってトイレでおしっこをすることができました。
もちろん、シールを作ったからすべてが解決した、という話ではありません。
それまで妻が続けてきた声かけや、トイレへ行く習慣づくりがあったうえで、今回のシールが最後のひと押しのような役割をしてくれたのだと思っています。
それでも実際にトイレでできた瞬間は、私もすごく嬉しかったです。
そして何より、ずっとトイトレに悩んでいた妻が安心して喜んでいたことが印象に残っています。
デザインしたのは、シールだけではなかったのかもしれない
今回やってみて感じたのは、もうひとつあります。
それまでトイトレは、妻が中心になって取り組んでいました。
そのため妻の中では、どこか「自分だけが悩んでいる」という感覚もあったのではないかと思います。
私がチェックシートやシールを作ったことで、単にトイトレ用の道具が増えただけではなく、
「私も一緒に考えている」
ということを行動で示せたのかもしれません。
これは今回振り返ってみて、意外と大きかったのではないかと感じています。
子育ての困りごとは、何かひとつの方法ですぐ解決できるものばかりではありません。
だからこそ、妻が困っていることに対して、自分ができる方法で一緒に考える。
私の場合、それがデザインでした。
家族の笑顔をつくることも、デザイン
私は普段、デザインというとロゴやポスター、Webサイトなどを作ることが多いです。
でも今回作ったのは、家庭のトイレに貼る小さなチェックシートとシールでした。
それでも私にとっては、とても印象に残るデザインになりました。
娘がシールを貼ることを楽しみにしてくれた。
トイレでおしっこができた。
妻も安心して喜んでくれた。
家族の中にあった小さな困りごとに対して、デザインを使って少し前向きなきっかけを作ることができた。
これはまさに、私がSunnySideDesignでやりたいことにもつながっている気がします。
デザインは、きれいなものを作ることだけではない。
誰かの困りごとを見つけて、その人が少し動きやすくなる形を考えることもデザインなんだと、あらためて感じた出来事でした。
そしてそれが今回は、一番身近な家族の笑顔につながったことを、とても嬉しく思っています。




