2026年7月に、私はClaude CodeとCodexについての記事を書きました。

その頃から、

AIに質問する時代から、AIと一緒に作業する時代になっていくのではないか。

という感覚を持っていました。

ただ、振り返ってみると、当時はまだ「こんなことができそう」「これから試してみたい」という部分も多かったと思います。

それから約1か月。

今ではClaude CodeやCodexは、私にとって実際の作業で使うツールになりました。

しかも、用途はプログラミングだけではありません。

Webサイトを更新する。 写真を整理する。 デザイン制作を進める。 文章を書く。 スクリーンショットを見せて修正箇所を伝える。

こうした作業を、AIと会話しながら進めています。

「コードを書いてもらう」だけではなくなった

CodexやClaude Codeという名前を聞くと、

「プログラマーがコードを書くためのAI」

というイメージを持つ人もいると思います。

もちろん、私自身もWeb制作でコードの作成や修正に使っています。

ただ、実際に使い続けて感じているのは、それだけではありません。

私はプロのエンジニアではありません。

それでも、

「このページのここを変えたい」

「この画像を使ってトップページを作り直したい」

「スマホ表示がおかしいので原因を調べてほしい」

と自然な言葉で伝えることで、AIと一緒にプロジェクトの中身を確認しながら作業を進められます。

以前は、

ChatGPTにコードを書いてもらう ↓ コードをコピーする ↓ VS Codeに貼る ↓ エラーになる ↓ またChatGPTに聞く

という往復をすることがよくありました。

今は、

やりたいことを伝える ↓ AIがプロジェクトを見る ↓ 必要な場所を修正する ↓ 自分で結果を確認する

という流れで進めることが増えています。

私にとって、この違いはかなり大きいものでした。

Web制作では、完成形について考える時間が増えた

現在、特にClaude CodeやCodexを使っているのがWeb制作です。

自分のポートフォリオサイトやコラムサイトだけでなく、Webサイト制作の作業でも活用しています。

例えば、

  • ページを追加する
  • プロフィール欄を書き換える
  • レイアウトを調整する
  • スマートフォン表示を修正する
  • Google Analytics関連の設定を行う
  • Search Console関連の設定を確認する
  • OGPやSEO関連の設定を追加する
  • 写真を差し替える
  • 新しいコラムを追加する
  • GitHub上の変更内容を確認する

といった作業です。

以前であれば、

「この変更をするには、どのファイルを触ればいいんだろう」

というところから始めていました。

今は、

「プロフィールのこの部分を変更したい」

と、まず目的を伝えられます。

AIと一緒にプロジェクト全体を確認しながら作業できるので、私はコードそのものを探す時間よりも、

最終的にどう見せたいのか

を考える時間を増やせるようになりました。

ここは、私がAIエージェントを使うようになって特に変化を感じている部分です。

スクリーンショットで伝えることも増えた

最近、とても便利だと感じているのがスクリーンショットを使った指示です。

Webサイトやプレゼン資料、デザインを見ながら、

「ここの余白をもう少し狭くしたい」

「このボタンの位置がおかしい」

「この部分だけデザインが浮いている」

と文章だけで説明するのは、意外と難しいものです。

そこで私は、実際の画面をスクリーンショットで見せながら、

「ここを直したい」

と伝えることが増えました。

これは、人間同士で仕事をするときにも近い感覚があります。

長い文章で説明するより、

「ここです」

と画像で示したほうが早い。

AIへの指示というと、どうしても「上手なプロンプトを書かなければ」と考えがちですが、実際に使っていると、それだけではないと感じます。

文章、画像、スクリーンショット、ファイル。

AIが判断しやすい材料を渡すことそのものが、指示の一部になっている。

最近はそう考えるようになりました。

写真整理までAIに手伝ってもらうようになった

最近試しているのが、撮影した大量の写真の整理です。

Webサイトやコラムを作っていると、写真が何十枚、何百枚と増えていきます。

その中から、

「使えそうな写真を50枚くらい選びたい」

となると、思っている以上に時間がかかります。

そこで私は、

  1. 写真全体を確認する
  2. Webやコラムで使いやすい写真を選ぶ
  3. 似た写真の中からベストカットを残す
  4. 採用する写真だけ分かりやすい名前へ変更する
  5. Webで扱いやすいファイル名に整える

といった作業にもAIを使うようになりました。

撮影したままの写真には、

IMG_4837.jpg

のような名前が付いています。

そのままだと、しばらく経ったあとに何の写真なのか分からなくなります。

そこで、写真の内容に合わせて、

facility-interior.jpg

のような分かりやすい名前に整理しておく。

そうすると、その後Webサイトへ配置するときにも扱いやすくなります。

こうした作業をしていると、Claude CodeやCodexを「コードを書くためのAI」と考えるより、

パソコン上の作業そのものを手伝ってくれる存在

として考えたほうが、今の私の使い方には近い気がしています。

デザイン制作でも、AIに任せる場所が変わってきた

私は普段、Adobe Illustratorなどを使ってデザイン制作も行っています。

ここでも、AIとの役割分担が少しずつ変わってきました。

例えばA4の説明資料を作る場合。

以前は、

「何を載せるか考える」

「文章を書く」

「情報の順番を決める」

「レイアウトを考える」

「Illustratorで作る」

という工程を、自分の頭の中で行っていました。

現在は、

  • 掲載内容を整理する
  • 情報の優先順位を考える
  • レイアウト案を考える
  • Illustratorで再現しやすい制作指示にする
  • スクリーンショットから修正箇所を洗い出す

といった部分をAIと一緒に進めることがあります。

一方で、

「この余白が気持ちいいか」

「文字の大きさはこれでいいか」

「このデザインで本当に伝わるか」

といった最終的な見た目の判断は自分でする。

AIには、その前後にある整理作業を担当してもらい、私は判断や仕上げに集中する。

今のところ、この分担がかなりしっくりきています。

一つのAIに全部頼むのではなく、役割を分ける

もう一つ、最近大きく変わったのがAIの使い方です。

以前はChatGPTを開いて、その都度質問することが中心でした。

今は、用途ごとに役割を決めたAIを使うことが増えています。

例えば、

  • 音声入力からコラムの原稿を作る
  • 文章をMarkdown形式へ整える
  • 同じテイストで画像生成する
  • アイデアを客観的に見てもらう
  • 面談内容を整理する
  • 必要な情報だけを抽出する
  • 学習資料を読みながら理解を深める
  • 写真素材を整理する

といった役割です。

毎回ゼロから説明するのではなく、

「これはコラム担当」

「これは画像担当」

「これはWeb制作担当」

というように役割を分けていく。

最近の感覚としては、

AIを一つ使っているというより、小さなAIチームを作っている

という表現のほうが近くなってきました。

音声入力との組み合わせが特に相性がいい

私がAIを使ううえで欠かせなくなっているのが、音声入力です。

このSunny Side Journalの記事を書くときも、最初からキーボードで文章を作ることは減りました。

まず、思っていることを話します。

言葉が崩れていても、話す順番がおかしくても、そこはあまり気にしません。

その内容をAIへ渡して、

「自分の言い回しを残しながら記事として整理してほしい」

と頼みます。

そこから構成を確認して、

「ここはちょっと自分の言葉じゃないな」

と思う部分を直していきます。

Web制作でも同じです。

細かなプロンプトを長時間考えるより、

「ここをこうしたいんだけど、今の構成を確認して自然な方法を考えて」

と伝えたほうが早い場面があります。

AIによって文章を書く能力が不要になったという感覚ではありません。

むしろ、

頭の中にあるものを形にするまでの距離が短くなった。

私にとっては、こちらの感覚のほうが近いです。

スマホとパソコンの境界も少しずつ薄くなっている

外出中に、

「そういえば、あのページを直したい」

と思うこともあります。

そんなとき、スマートフォンからAIへ指示を出したり、進んでいる作業を確認したりすることがあります。

パソコンの前へ戻ってからゼロから考え始めるのではなく、移動中や空いた時間に先に考えを伝えておく。

そうすると、

パソコンの前に座っている時間だけが作業時間ではない

という感覚になってきます。

外出することが多い私にとって、この使い方はかなり相性がいいと感じています。

それでも、最後は自分で見る

ここまで書くと、何でもAIへ任せているように見えるかもしれません。

ただ、私自身はそうした使い方をしたいとは思っていません。

AIに作業を任せるようになったからこそ、最後に自分で確認することは以前より重要になったと感じています。

AIは間違えることがあります。

コードが動いていても、デザインとして違和感があることもあります。

文章として成立していても、

「これは自分の言葉ではないな」

と思うこともあります。

そのため私は、

AIに任せる ↓ 自分で見る ↓ 気になるところを具体的に返す ↓ AIと修正する

という繰り返しを大切にしています。

全部を自分で作る必要はない。

でも、全部をAI任せにもしたくない。

最終的に、

「これでいい」と判断することは、自分の仕事として残したい。

そこは今も変わっていません。

AIスキルは、実際に使う中で身につけている

「AIの使い方をどこで勉強しているんですか?」

と聞かれることがあります。

YouTubeを見たり、新しいサービスについて調べたりすることはあります。

ただ、特別な教材を何冊も読んで勉強しているわけではありません。

私が一番勉強になっていると感じるのは、

自分の生活や仕事の中で実際に使うことです。

Webサイトを作ってみる。

大量の写真を整理してみる。

コラムを書いてみる。

資料を作ってみる。

うまくいかなければ、

「なぜうまくいかなかったんだろう」

と考えて、またAIと試してみる。

そうやって使っているうちに、

「こういう頼み方なら伝わる」

「ここはAIに任せないほうがいい」

「スクリーンショットを見せたほうが早い」

といった、自分なりの使い方が少しずつ分かってきました。

AIについて知識として学ぶことも必要だと思います。

ただ私の場合は、実際に使う中で覚えてきたことのほうが多いです。

AIは「答えをくれるもの」から「一緒に仕事をするもの」へ

1か月前の記事では、

「AIがパソコンの相棒になる時代が来るかもしれない」

という少し未来の話として考えていました。

今は、それが少しずつ日常になっています。

文章を書くときも。

Webサイトを作るときも。

写真を整理するときも。

デザインを作るときも。

まず、

「これ、AIと一緒にできないかな?」

と考えるようになりました。

重要なのは、何でもAIに任せることではありません。

自分が考えるところと、AIに任せられるところを分ける。

整理や繰り返し作業をAIへ渡すことで、企画したり、判断したり、デザインしたり、人と話したりする時間を増やす。

Claude CodeやCodexを使うようになって一番変わったのは、単純な作業時間よりも、

仕事そのものの組み立て方

なのかもしれません。

AIはもう、質問すると答えてくれるだけの存在ではなくなってきました。

私にとっては今、

「これ、一緒にやろう」

と言える、パソコンの中の相棒になりつつあります。